芽キャベツの抗酸化パワーって?選び方と保存方法
今の時期にちょうどスーパーで見かける芽キャベツ。その芽キャベツには、見た目の小ささに似合わないパワーがあります。そのパワーの謎に迫ります。
目次
1.芽キャベツは「キャベツの芽」ではなく別の種類のキャベツ
芽キャベツは、その名のとおり見た目はまるで「キャベツの芽」。可愛らしいミニベビーキャベツです。
その見た目、その名前、疑いようもなく「キャベツの芽」、と思ってしまいます。だけど、実際は別の種類のキャベツなんですね。葉の付け根の「脇芽」が、丸い玉になったものです。他の植物であれば、脇芽は枝分かれした茎として伸びていく部分です。その脇芽が、見た目も癒されるベビーキャベツになっちゃうなんて、自然の力に感謝です。
2.芽キャベツが、別名「子持ちキャベツ」と呼ばれるわけ
芽キャベツは1本の茎にびっしりとなり、60個ほどもつきます。その見事さから、「子持ちキャベツ」とも呼ばれています。原産地はベルギーですが、なんと、明治時代から日本にあります。
3.芽キャベツの持つ3つのパワー
直径3cmほどの小さな芽キャベツは、シチューや煮込み料理、炒め物などに使われています。よくある普通のキャベツは淡色野菜に分類されますが、芽キャベツは緑黄色野菜に分類されます。それは芽キャベツが、「βカロテン」を豊富に含んでいるからです。
また芽キャベツには、「ビタミンC」と「食物繊維」もたくさん含まれています。
βカロテンは、体内で必要なぶんだけが「ビタミンA」にかわります。ですから、過剰摂取の心配をしなくていいんですね。ビタミンAは、目や粘膜の健康を守る働きがあります。
ビタミンCには、コラーゲンの合成を促進して血管や皮膚を健康に保つ働きや、抗ストレス作用があります。そしてβカロテンとビタミンCには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に役立ちます。
また、芽キャベツに含まれる食物繊維には、腸の環境を整えお通じを良好にする働きがあります。
4.良い芽キャベツの選び方
ではその芽キャベツを購入するときには、どんなふうに選べばいいのでしょうか。
良い芽キャベツを選ぶポイントは、3つ。
①色が濃い緑色のもの
②巻きがしっかりしていて硬いもの
③見た目の量が同じなら、より重いもの
この3つをポイントに選びましょう。
5.芽キャベツの保存方法
芽キャベツの保存方法は次の2つ。どちらか使い勝手のよい方法で保存しましょう。
①湿らせたキッチンペーパーで芽キャベツを包みます。それをポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
②硬めにゆでて冷凍保存します。
6.芽キャベツを料理に使うときのコツ
芽キャベツは、巻きが硬くて火が通りにくいのが特徴です。本格的な調理の前に下ゆでしてから使いましょう。外葉を2枚程度むいて、根元に十字の切り込みを入れます。そうすることで火の通りがよくなります。
まとめ
芽キャベツには、
●抗酸化作用がある
●コラーゲンの合成を助けるビタミンCも豊富
●食物繊維が便秘を改善する
備忘録メモ
芽キャベツの話題を記事に起こしたことと、今年の寒さが尋常ではないことが重なって、この冬の時期、見た目にも可愛らしい芽キャベツを使って、温かいシチューを作りたくなりました。本当に癒される姿です「芽キャベツ」・・・