首の痛み3つの原因と対処法とは?
近年首の痛みを感じる人が増えています。そんな中、1月30日に放送された「この差って何ですか」では、首の痛みの原因とその対処法がとりあげられました。
首の痛みには3つのタイプがあります。それぞれのタイプ別に原因と対処法をまとめます。どのタイプに当てはまるかを知ることで、首の痛みの改善が図れます。
1.首の痛みには3つの種類がある
首の痛みのタイプはすべて同じではなく、痛み方によって3つの原因と対処法があります。その3つとは、
1.首を後ろに倒したときに痛みがある人
2.首を前に倒したときに痛みが出る人
3.首を横に回したときに痛みが出る人
です。
これらは原因が同じではありません。したがって、その対処法もそれぞれ異なります。では、3つのタイプの原因と対処法を見ていきましょう。
2.首を後ろに倒したときに痛みがある人の原因と対処法
首を後ろに倒したときに痛みがある人の場合は、あごが前に出て肩から首にかけてのラインが前に傾いている状態になっています。痛みの原因は、その姿勢が習慣化していることにあります。一日の中でパソコンやスマホを使う時間が増えている現在では、そのような不自然な姿勢の習慣化が起こりやすくなっており、それが原因で痛みをうったえる人が増えています。
この状態を改善して痛みから解放されるためには、次のエクササイズを行ってください。
1.片方の手であごを後ろに押します。
2.もう片方の手で背中が後ろに下がらないよう背中を前押しぎみに支えます。
3.この状態で10秒キープします。
このエクササイズを1ヶ月程度続けることで正しい姿勢のクセづけができ、姿勢と痛みの改善につながります。
3.首を前に倒したときに痛みが出る人の原因と対処法
首を前に倒したときに痛みが出る人の場合は、背中の筋肉のコリや炎症が原因で痛みが起こっています。このタイプに当てはまるかどうかを確かめたい場合には、次の方法で確認することができます。
①壁に背中をつけて真っ直ぐに立ちます。
②腕を下から壁添いに円を描くように横に広げながら頭の上まで上げていきます。
この動作で両腕が、頭のてっぺんから左右にそれぞれ30℃ずつ(両方で60℃)よりも上に上がらない場合、このタイプに当てはまる可能性が高いです。
ではそのタイプの痛みを改善する方法をご紹介します。
1.床に四つん這いになりましょう。
2.そのままの姿勢で片手を床と水平になるまで真っ直ぐ上げます。
3.上げた片手を真っ直ぐ肘をのばしたまま、床と水平に円を描くように回します。
4.左右の手を替えてもう片方でも同じようにします。
やってみると肩から背中の筋肉が動いているのが自覚できます。
4.首を横に回したときに痛みが出る人の原因と対処法
首を横に回すと痛みが出る人の場合、背骨付近の筋肉のコリが原因で痛みにつながっています。そこでこのタイプの痛みを改善する方法として、次のエクササイズを行ってください。
1.「天秤棒を担ぐ時のように」タオルを持ちます。
2.そのままの姿勢で身体を左右にひねります。
このエクササイズで背骨回りの筋肉のコリをほぐします。
5.首の痛みは現代病
最近首の痛みをうったえる人が増えています。その原因は、スマホやPCを使う時間の長さが考えられます。「顎が前に出る」のは、PCの画面を見ているときや、スマホをいじっているときには自然とそうなってしまいますし、「背中の筋肉が凝る」「背骨回りの筋肉が固まる」のは、身体を動かす機会が多かった昔の人にはあまり考えられないことでした。
週に1度くらいは、PCやスマホから離れて思い切り身体を動かす日を作ってもいいのかも知れません。
まとめ
●首を後ろに倒すと痛い人は、あごを後ろに引きましょう。
●首を前に倒すと痛い人は、四つん這いで片手を床水平回ししましょう。
●首を横に回すと痛い人は、荷担ぎ姿勢で身体を左右に回しましょう。
備忘録メモ
私の原状は、首を後ろに倒しても痛くはないものの、たまにポキポキっと音がします。私自身、あごが前に出ているような自覚がありますので、これは絶対に改善しようと思いました。その理由は、悪化させたくないというのも1つですが、とにかく見た目が良くないからです。それともう一つ自覚があるのは、首を横に回したときに、いつもではないものの痛みを感じることがあります。
今日から、「あご引きエクササイズ」とタオルを使った「荷担ぎ回しのエクササイズ」をやってみようと思います。
今日のこの記事を書いている途中に、先日UPした記事の中で触れた「松原智恵子さんの姿勢の良さ」が再び脳裏に浮かびました。姿勢がいいって本当に大切なんですね。あれもこれも、いろいろなことでお手本になる松原智恵子さんに感謝です。これからもその美しい姿をテレビで見させていただけたら目標となり励みになります。