健康食品の危険性

サプリメントなどの健康食品を複数摂取している方が増えています。

最初は不足しがちな栄養素を補うためなどの理由で1種類だった人も、体調がすぐれないなど何かのきっかけでだんだんと種類が増えて、気が付けば何種類ものサプリメントを摂取しているなんてことも。

その結果、以前よりむしろ体調を崩す人も増えています。

健康のためなのにどうしてそのようなことが起こるのでしょうか。

 

健康食品は、人への作用が未解明な成分が多く、医薬品のように多くの研究や情報がないため、複数種の健康食品を同時摂取することで思わぬ副作用が起こる可能性があります。

また、インターネットの普及で、違法な健康食品も出回っています。外国の製品を手軽に入手できる現在においては、よくよく注意しておくことが肝心です。

 

個人的な話になりますが、筆者自身も健康食品の副作用で長い間大変な思いをしました。

摂取した期間は1ヶ月弱、副作用で苦しんだ期間は20年以上です。

とてもメジャーなサプリメントで、今もどこのドラッグストアにも置いてあるようなものですから摂取している方は多いと思います。商品を見かけるたびに手に取る人の今後を思って心配になります。

 

サプリメントを始めるきっかけはさまざまあると思いますが、体調が悪かったり、健康や美容面に悩みを持っていたりすると、広告で魅力的なことをうたっている健康食品に希望を見い出します。

また売り手側もターゲットとなる顧客が希望を見い出してくれるようCMや広告では良いことを強調して伝えます。しかもマイナスのことは伝えません。

 

 

そのような環境の中にある私たちは、魅力的な宣伝にそそられそうになった時に、

「マイナスのことは伝えられていないんだ」

ということを思い出す必要があります。

 

私自身今でも、過去につらい経験をしておきながら、魅力的なCMや広告を見るとつい悩みが解決されて目の前が明るくなるような気がしてしまうことがあります。

でもそんな時は、亡父の言葉を思い出すようにしています。

 

「本当に効くものなら薬として承認されているはず」

 

政府の経済政策により医療費抑制のため、また、高齢化による需要の高まりもあって、サプリメントや処方箋のいらない薬の存在感は日に日に増してきています。

自分の体を守るその舵を握っているのはもはやお医者様ではなく医薬知識のない自分自身、そんな世の中になりつつあります。

健康食品を生活の中に取り入れていくことを否定はしませんが、そのリスクについては充分考えておきましょう。