血管年齢を若く保つには亜鉛が必要?

<1月23日放送のたけしの家庭の医学から>

15年ほど前だったでしょうか、足の悪い義母の定期通院の帰りに、当時百貨店内で開催されていた血管年齢無料測定会に連れて行ったことがあります。

二人並んで測定してもらったのを思い出しました。誕生日が近い二人、37歳も私のほうが若いのです。しかも私のほうが身体は元気です。測定会に連れて行ったのも、義母の身体を心配してのことでした。

ところがです。結果は、

義母は実年齢より10歳以上若く、私は実年齢より15歳老けた血管年齢でした。

・・・ 言葉が無いとはこのことです。

 

「この測定器が間違ってる」

と考えた私はちょっとした不安を脳裏に持ちながらも、あまり気にしないまま過ごしてきました。義母の身体の心配はするのに、自分の心配となるとてんで他人事なんですよね。「たけしの家庭の医学、ありがとう」です。あらためて思い出し亜鉛をとろうと考えるきっかけをいただきました。

 

1.亜鉛は身体の中でどんなふうに役立っている?

亜鉛は、たんぱく質の合成に必要な酵素の材料になります。そして骨や骨を取り巻く筋肉、皮膚、肝臓、脳、腎臓など、さまざまなところに存在し健康の維持に役立ちます。

人の身体に必要な必須ミネラルの1つでもある亜鉛は、体内で作ることができない栄養素です。ですからどうしても食事からとることが必要なんですね。

 

2.亜鉛が不足するとどうなる?

亜鉛が足りなくなると、身体のいろんなところに影響が出てきます。その影響とはどんなものでしょうか。

①味覚障害

美味しいものを美味しいと感じなくなるんですね。悲しすぎます・・

②成長障害

子供の成長にも亜鉛は欠かせないのですね

③爪や皮膚に異常

爪にスジが入って凸凹になったり、白い点が出るなどの爪の異常と、皮膚にかゆみが出るなどの皮膚の異常。

④免疫力低下

風邪をひきやすくなったり、病気への抵抗力が低下するんですね。

⑤男性の元気のもとテストステロンの減少

このテストステロンに関しては、また別の機会に書きたいと思います。どうやら女性の健康にも影響する成分なんですよ。

こうして箇条書きにしてみると亜鉛は身体のいろんなところに関係しているんですね。昔、学生時代に、「爪に白い点が出ると、良いことが起こる」、なんて話が流行していましたが、けしていいものではなかったのですね。当時、爪に白い点がある人を探してうらやましがっていたのを思い出しました。

そういえば、「ストレスで白い点が出ることもある」とどこかで聞いたような気もします。それを仮に、「ストレスになるほど必死になってチャレンジしている事があるから」、と解釈するならば、それが実った時に、良いことが・・そりゃ起こりますよね。

もしかすると、そんな成り行きから、「爪に白い点が出るのは吉兆の印」という噂が広がったのかも知れません。

 

3.亜鉛が血管年齢を若返らせる?

ラットを使った実験によって、亜鉛が不足すると、血圧が上昇し、それが血管の老化を進めてしまうという結果になったということでした。

血管年齢を若く保ち、動脈硬化を起こさない身体を維持するためには、亜鉛が欠かせないというのが実験による結論です。

 

4.亜鉛を多く含む食材は?

亜鉛を多く含む食材といえば、代表的な食品としてまずあげられるのは、なんといっても「牡蠣」。

牡蠣には、100g中13mg含まれています。

そのほか、

・豚レバー:6.9mg

・牛肉:4.0~4.9mg

・鶏レバー:3.3mg

・パルメザンチーズ7.3mg

・プロセスチーズ:3.2mg

・卵:1.3mg

・押し麦:1.2mg

・ごはん:0.6mg

(出典:簡単!栄養andカロリー計算)

 

ごはんにも微量ながら含まれているのですね。

 

5.亜鉛の1日の摂取量はどれくらいがいいの?上限はある?

亜鉛は不足するとさまざまな弊害が起こりますが、過剰にとりすぎるのも、どうやらよくないようです。

そこで亜鉛を過剰摂取した場合に起こりうる症状についれ調べました。以下のような症状が現れるそうです。

「吐き気」「腹痛・下痢」「低血圧」「胃痛」「黄疸」「腎機能障害」

 

それでは、このような弊害を起こさず血管の健康を維持するためには、どのくらいの摂取量が望ましいのでしょうか。厚生労働省による推奨量と上限を一覧にしてみました。

●1日の推奨量と上限量(単位mg)

男性 女性
年齢 推奨量 上限量 推奨量 上限量
~2歳 3 3
~5歳 4 4
~7歳 5 5
~9歳 6 5
~11歳 7 7
~14歳 9 8
~17歳 10 8
~29歳 10 40 8 35
~49歳 10 45 8 35
~69歳 10 45 8 35
70歳以上 9 40 7 35

 

考察

たけしの家庭の医学をきっかけに、亜鉛について調べた結果、亜鉛は血管年齢を若く保つ働きがあると同時に、骨や筋肉、皮膚や臓器を健康に保つためにも必要な栄養素であることがわかりました。

中でも、骨は、閉経後の女性に骨粗しょう症や骨折が多いことからも、特に中年以降の女性にとっては欠かせない栄養素であると言えそうです。個人的な話になりますが、義母が大腿骨を骨折して歩けなくなったのも、更年期を過ぎた60を越した頃でした。

そしてもう一つ、女性が見逃せない特徴がありました。肌の健康にも亜鉛が一役かっていること、これはありがたい発見でした。

女性なら誰でも願う「もちもち肌」や「綺麗な肌」。そこにも、亜鉛の存在があったのですね。

まとめ

●亜鉛は、血管を若く保つために必要で、1日8~10mgを目安に摂取することが望ましい。

●亜鉛は、肉やチーズに豊富に含まれている。

●亜鉛は、不足だけでなく、とりすぎにも注意が必要。