お墓にお供えする花って何でもいい?立ったまま拝むのは?

お墓にお参りにいくと、みんな、ほとんど判で押したように同じような花が飾られています。全国的にはどうなのか地域地域で多少の違いはあると思いますが、この近辺では、お墓に生花を飾ってはいけないと決められている墓場所もあります。

 

1.墓場所によっては生花を禁止している場合があるその理由とは

どうして生花を飾ってはいけないと決めるのでしょうか。

聞いたところによると、花が散ったり、花茎が腐ったり、また生けてある水が腐ったりして、見映えと臭いがよくないから、というのが理由だそうです。たしかに、お墓参りに行くと、そのような状態になっているお墓を見かけます。そしてそれは、昔よりも増えています。共働きと少子化でお墓参りが難しくなっていますから、これからも増えるでしょう。

そのような取り決めがあるお墓では、皆さん、造花を飾っていらっしゃいます。

それがいいかどうかは、私にはわかりませんし、いいともわるいとも言う気はありません。ただ、とても寂しいし悲しい気持ちになります。義姉のお墓がそうなんです。我が家からはちょっと遠いところなんですけれども、大好きな姉でしたので定期的にお墓参りに行っています。百合の花だけは嫌いだったんですけど、お花とか刺繍のような手芸とか、そういった女の子らしいことが好きな姉でした。

2.お墓に飾ってある花

ただ、私の実家と嫁いだ先で作ったお墓は、どちらもそのような制約はありませんので、生花を飾っています。ですが、みなさん、同じようなお花を飾っていますので、時には少し華やかな花を飾って仏様を喜ばせてあげたいような気持になることがあります。その考えが正しいのかどうかはちょっとわかりません。私個人の考えとしては、お参りする人の自由でいいのではないかなと思います。

3.住職さんによると飾ってはいけない花はない

住職さんによると、お花は、基本的にはどんなお花を飾ってもいいそうです。

飾ってはいけない花というのはないのです。

ただ、種類によって嫌がる人もいらっしゃいますので、気になるようでしたらそれは避けたほうがいいかも知れません。その種類と理由をここに掲載しておきます。

4.気になるなら飾らないほうがいい花とその理由

●水仙

水仙は毒があるからでしょうか?その通りでした。昔の人は毒とかトゲなどのちょっと不吉な感じのするものを嫌がりますので、どうしても気になるようなら、そのような花は避けておくほうが無難です。

 

 

●バラ

バラにはトゲがありますので、避けます。ですが、生前故人が好きだったから飾ってあげたいなどの場合には、トゲをとって飾ってあげたほうがいいそうですよ。

 

 

●椿

ツバキは花が散るときに、花ごとズボッと落ちますよね。その様子が、江戸時代のお侍さんの切腹を連想させます。切腹の際に痛みが続かないように、横に控えている首切り役のお侍さんに首を落とされていました。それと椿の花の落ち方が似ていることから、椿はお墓だけでなく、常日頃から忌み嫌う人もいます。

 

5.お墓にお参りするときにはしゃがむ?

お墓でお参りするときには、しゃがんでいらっしゃる方と、立ったままお参りされる方といらっしゃいます。どちらが正しいのでしょうか。

実はどちらも正しいです。日本古来のお墓は、大人が立った状態でも墓石のほうが背丈が高いですから、ご先祖様を見下ろすことにはなりません。ですから、立ったままでもOKなんです。

ただ、近頃増えてきた洋風のお墓は背丈が低いですよね。そういったお墓の場合には、しゃがみましょう。「墓石よりも自分の目線を低くもっていく」ということを守ればいいようです。

 

 

メモ:

義姉が百合の花を嫌いだった理由は、花粉が周りのいろんなものを汚すからでした。嫌いな花などはなさそうな、女性らしい姉でしたので、嫌いな理由を聞いて納得したものでした。