ガーデニング 花期が長いベゴニア 綺麗に咲かせるコツと増やし方


花期が5月~11月ととても長いベゴニア。

カラーも白・ピンク・赤があり、晩春から晩秋まで長期間わたしたちの目を楽しませてくれます。

ベゴニアは葉の色も成育の条件によって赤味がかったものになったり、活き活きとした緑色になったりします。

育てやすく増やすのがとっても簡単なベゴニアは、苗も入手しやすい価格で流通していて、園芸店やホームセンターで1ポット50円~100円強の価格で販売されています。ガーデニングを始めて最初に手掛けるにはおすすめの花になります。

 

そんな育てるのも増やすのも簡単なベゴニアではあるものの、前述したように環境や手入れの仕方によって花姿や葉色が微妙に違ってくるため、意外に奥が深く、自分好みの花姿に育てる楽しみもあります。そういう意味でも、ガーデニングを始めてみようとお考えの方にその楽しさを体験しやすい花です。

まずは今現在のベゴニアの画像をUPしてみます。

5月のこの時期は、活発に成長するベゴニアにとって発展途上の時期です。

地植えのベゴニア。宿根草のため、放置状態でも毎年咲きます。

まだまだ人間で言えば10歳というところでしょうか。

花には一年草・多年草・宿根草とありますが、ベゴニアは宿根草です。

宿根草は、時期が終わると地上部が無くなってしまいます。

そして来年の早春から葉っぱが現れ始め、5月終盤の今現在は、画像のような状態になります。

このあと、6月の梅雨期にも成長を続け、初夏には見事なボリュームになります。

冬には地上部が無くなってしまうため、特に鉢植えの場合「枯れた」と土を処分してしまうこともあると思いますが、それはもったいないので時期が終わってもそのままにしておきましょう。来年も咲くのを楽しみに待っていてくださいね。

ベゴニアは土の状態にもよりますが、放置しておくと茎がビョ~ンと伸びてそれに合わせるように葉っぱも大きく育ち、花と葉茎のバランスが悪く、感動を誘うような花姿とは少し違う感じになってしまいます。

 

そこで、美しい花姿に成長させるコツを紹介します。

まずは、2週間に1回か月に1回程度、葉落としをします。

手入れ前のベゴニア。葉が活発に成長しています。5/27

増えすぎる葉を落として調整します。この位取りました

 

葉落としをせず放置しておくと、葉っぱがぎゅうぎゅうにおしくらまんじゅうのようになってしまい、花がつきにくくなります。それに、葉を少し取ってあげたほうが花とのバランスも良くなって綺麗ですよね。このように、葉が増えすぎた頃を見計らって時折整えてあげます。この鉢は3月初めには地上部には何もない土だけの状態でした。そこから徐々に葉が出て今この状態です。上から鉢が見えていますが、成長を続け梅雨が終わる頃には鉢が見えない状態になります。このベゴニアはもう7~8年このように成長したり無くなったりを繰り返しています。

 

次に全体のボリュームを増しつつ花姿を綺麗に作っていくための手入れのしかたを紹介します。

 

ベゴニアに限らず、たいていの植物がそうなのですが、摘心をしてあげると、切られた本体の茎から枝分かれして新芽が出ます。そのため、1本の茎から枝分かれした新芽が増えて、全体としてのボリュームと花の数を増やすことに繋がります。それによって見ごたえのある花姿を作ることができます。

また摘心をすれば茎が伸びすぎることもなく、葉っぱの成長も適切に抑えられ、結果花の美しさが際立ちます。しかも、摘心で切り取った先を別の場所に挿し芽していくことで、あっという間にベゴニア畑を作ることもできます。親苗を綺麗に整えることが、花数を増やすことにも繋がって、やり始めたら面白くて止まらなくなりますよ(笑)

それでは摘心の画像をUPします。

ある程度花にボリュームが出てきたらこのように摘心します。これは地植え(1枚目の画像)から摘心したもの

このように、下のほうの余分な葉を取り除きます。

これは地植えのベゴニアを摘心したものです。鉢植えのほうはまだ摘心するには少し早いのため、あと2週間ほど様子を見てから摘心する予定です。

右側の挿し芽の下のほうにある葉を取り除きました。葉が茎の下のほうについたまま挿し芽をすると、土に触れた葉から腐ってきますので、土に入る茎の部分をこのように処理してから挿し芽をします。

季節はちょうど梅雨に入ります。この時期に挿し芽をすると、とってもラクなんですよ。

挿し芽は、根が張るまでは水を朝夕与えたり、様子が気になったりとなかなか気を抜けませんが、梅雨の時期には大自然がベゴニアの様子を見てくれます。そのため忙しくて庭に手が掛けられないという方には、この梅雨の時期を活用していただけたらと思います。

 

ベゴニアは画像のように、沢山の花茎が出ます。ですから挿し芽も1本2本ではなく、ワンシーズンに百本以上という量をすることができます。そのようなわけで数年前にはその面白さにハマってワンシーズンで庭じゅうベゴニアだらけになってしまいました(笑)

 

宿根草の魅力

宿根草の大きな魅力の一つに、土の手入れが必要ないことがあります。多年草の植物、たとえばウインターコスモスのヒンデスの場合、花期が終わっても来年の花期まで葉茎が残ります。このような花の鉢植えの場合、花期が終わった頃には土の中が根っこだらけになっていますので、土の入れ替えが必要です。そのまま放置しておくと翌年は土からの栄養が取れずに綺麗に咲きません。

その点宿根草は土の入れ替えが必要ありません。花が咲いている間は化学肥料を土に少し撒く程度でOKですし、花期が終わると徐々に葉や茎が無くなって土だけになってしまいますので、来年の花期が訪れるまでそのまま放置しておくだけでよく、来春になれば葉や茎が自然に出始めます。マンションにお住まいの方など土の管理が思うようにできないけれど花を育ててみたいという場合にベゴニアはおすすめの植物です。

 

追記:6月7日時点の画像をUPします。上の画像と比較していただけると成長の度合いが把握できると思います。10日余りでこのように変化しました。

梅雨入りしたばかりの6月上旬。成長途中のベゴニアながらボリュームが出てきました。あららハート形(笑)

前回の手入れから自然に任せていたところ、微妙なハート形に成長していました。数日うちに摘心をしながら形を整え、ついでに摘心したものを花壇に挿し芽して増やそうと思います。ベゴニアは摘心によって①形を整える効果②花数を増やし全体のボリュームをアップさせる効果があります。そしてもう一つ、③摘心したものを挿し芽して増やすことができるため、かなり広い花壇でもピンクのベゴニアで一杯にすることがとっても簡単なんです。花期も長いので長期間花壇を彩ってくれますよ。筆者も数年前に一度花壇をベゴニアでいっぱいにしましたが、昨年フェイジョアを植えるために花壇の形を変更したためベゴニアを一度外してしまいました。今年再度挿し芽で増やす予定にしています。一度入れてしまえばあとは毎年自然に咲いてくれるのが嬉しいですね。